デザイアと呼ばれた男 VOL 14
こんにちは。D・二プルです。
【二プルのおススメ映画】
「リバティーン」
『パイレーツ・オブ・カリビアン』や『チャーリーとチョコレート工場』のジョニー・デップが破天荒な放蕩詩人を演じた歴史ドラマ。『ある貴婦人の肖像』などの名優ジョン・マルコヴィッチが、人間味あふれる王役で登場。『CODE46』のサマンサ・モートンは舞台女優役で深みのある芝居を見せる。ここのところ家族向け作品に出演してきたデップが、本作では役者としての本領を大いに発揮。若くして散る運命の美しい男の狂気や色気を迫真の演技で見せる。
17世紀の英国。王(ジョン・マルコヴィッチ)に追放されたジョン・ウィルモット(ジョニー・デップ)は、3か月後に恩赦を受けてロンドンに戻ってくる。彼は悪友たちに自分がきわどい性描写にあふれた政府批判の詩を詠(よ)んで追放されたという武勇伝を聞かせるのだった。 (シネマトゥデイ) ![]()
| 製作年度 | 2004年 |
| 製作国・地域 | イギリス |
| 上映時間 | 110分 |
| 監督 | ローレンス・ダンモア |
| 製作総指揮 | チェイス・ベイリー 、スティーヴ・クリスチャン 、マーク・サミュエルソン 、ピーター・サミュエルソン 、ラルフ・カンプ 、ルイーズ・グッドシル |
| 原作 | - |
| 脚本 | スティーヴン・ジェフリーズ[脚本] |
| 音楽 | マイケル・ナイマン |
| 出演もしくは声の出演 | ジョニー・デップ 、サマンサ・モートン 、ジョン・マルコヴィッチ 、ロザムンド・パイク 、トム・ホランダー 、ジョニー・ヴェガス 、ケリー・ライリー 、ジャック・ダヴェンポート 、リチャード・コイル 、フランチェスカ・アニス 、ルパート・フレンド 、ポール・リッター 、スタンリー・タウンゼント |
引き続き「デザイアと呼ばれた男」をお楽しみ下さい。
3
その日、俺は家から離れた二子玉川園の駅前にいた。
サングラスとニット帽は外していたが、全身黒ずくめの衣装を身に纏い、口の中にはボイスチェンジャードロップが転がっていた。
俺はガードレールに腰を下ろし、いかにも待ち合わせをしているようなそぶりで行き交う通行人の群れを見つめていた。
もちろん、俺の視線の先には美しい女たちしか映っていなかった。
時間は午後6時を少し過ぎたぐらいで、駅前には仕事を終えたOLや学校帰りの女子大生でにぎわっていた。
その中で俺は一人の女に目を付け、後を着けた。
俺は目を付けたのはスーツ姿のOL風の女で、背中まで伸びた綺麗な茶髪と大きく開いた胸元が印象的だった。
女は自宅に帰宅するつもりなのか、駅から人通りの少ない住宅街の方へ歩いて行った。
辺りには人影もなく、次第に暗くなってきている。
俺はニット帽とサングラスを掛け、次第にターゲットとの距離を詰めていった。
國無との訓練でこの辺りに来ていたおかげで俺はこの周辺の地理が完全に頭に入っていた。
女の進む先には多摩川の土手とぶつかるT字路になっている。
俺はそこで行動に出た。
背後から女を羽交い絞めにし、口を押さえながら多摩川の土手に連れ込んだ。
そして、草むらの中に女を押し倒し、周囲から見えないポイントに叩き込んだ。
女はと突然の出来事に何が起きたのか分からないでパニックになっている。
俺はそんな女ゴム手袋をはめ、に容赦なく襲い掛かった。
女のシャツをボタンごと引き裂き、ブラを毟り取ると露になった胸をこねくり回した。
俺の手の中に女の体温と共にやわらかくねちねちした感触が伝わってくる。
その感触は俺の全身に伝わり、さらに興奮させた。
俺はそのまま胸を口で吸いながら、さらに女の下半身へと指を移動させていった。
俺の指は邪魔な布キレをみるみるうちに排除していった。
女はさらに抵抗してきたが、それはかえって俺の欲望を掻き立てた。
俺は女の陰毛を掻き分け、母なる洞窟へとたどり着いた。
俺は女を押さえつけたままヴァギナを舌で綺麗に掃除した。
女は激しく身体を揺らし拒否反応を示したが、俺は構わず作業を続けた。
女の身体が火照り始めた頃合いを見て、俺は女に挿入した。
この時点で女の抵抗は最高潮に達し、俺のエクスタシーもクライマックスへと突入していった。
俺は荒々しく機械的にピストン運動を続けた。
俺の股間に熱い感覚が訪れ、波がやってくるのが分かった。
次の瞬間、艶かしいゴムに包まれたペニスは白い生命の源を思う存分に吐き出した。
女は抵抗し疲れ、ぐったりとしている。
俺は女の上でひと時の休息をとり、すぐにペニスを抜いた。
いつものように慣れた手つきでゴムを外し、すばやく回収する。
俺は草むらの中に横たわる女の手からゴム手袋を外した。
女は魂が抜けたようにすっかり絶望し、抜け殻同然になっていた。
俺はそんな女に微塵の罪悪感も感じず、その場を後にした。
マユミと付き合い始めてから俺はずっとざらついた気持ちが続いていた。
マユミとは一緒にいると確かに楽しかったが、その反面辛くなった。
第一の原因はやはりマユミとのセックスがうまくいかないことにあった。
マユミを愛しているはずなのにその気持ちとはうらはらに〝性の不一致〟は続いた。
努力すればするほどそれはうまくいかなかった。
そして、マユミとの溝は次第に深まっていった。
マユミはデートしている時でも、今まではプラスに感じられたマユミの魅力がマイナスに感じるようになった。
酔っ払ったマユミが男と乱闘騒ぎを起こしていた時、以前ならマユミを助ける為に相手の男と戦ったものだが、今は自分のストレス発散の為に相手に暴力を振るっている自分に気づいた。
俺の心は常にイライラし、その怒りを静める為に暴力とレイプに明け暮れた。
マユミとセックスしてもイカないのに、レイプだと必ず絶頂している自分にさらに嫌気がさしていた。
これまで潜ってきた修羅場の数々と國無に習った技術のおかげで、俺は警察に捕まることもなく犯罪を重ねていった。
今思えばこの時点で警察に捕まって国が定めた刑に服していたほうがどれだけよかったのか分からない。
この時はもちろん警察に捕まりたいとは思っていなかったし、罪悪感もまるで感じていなかった。
しかしそれは当たり前のことだったのだ。
國無由自の作ったシナリオで俺が捕まるとなっていなかったからだ。
俺は自分の欲望に従って行動していると思っていたが、それは國無由自の掌の上で踊らされていただけだった。
國無がその気になれば俺を警察に逮捕させることも殺すことも簡単に出来たはずだ。
そうしなかったのはただ単におもしろくなかったからだった。
國無は俺が警察に捕まるより遥かに重い絶望を味合わせようとしていたのだ。
それによって生まれる常人には想像もできない〝何か〟を國無は表現しようとしていた。
それは狂人にしか考えつかない最悪のシナリオだった。
それは音も無く静かにしかも確実に俺に近づいてきていた。
そして数日後、それは現実のものとなって押し寄せた。
4
それはオフの日に掛かってきた小原からの突然の電話で始まった。
アカイが無断欠席をして連絡も取れないので、代わりにシフトに入れないかという内容だった。
俺はマユミとの関係もうまくいかず、特にやることもなかったので「ワールド」に臨時で入った。
俺が店に行くと小原が一人で多くの客を前に悪戦苦闘していた。
俺はすぐにエプロンを付けカウンターに入り、行列を作っていた客をさばき、溜まっていた返却物を片付けた。
その間も小原は空いた時間にアカイの携帯に連絡を入れていたが一向につかまらなかった。
この時は俺も小原も単にサボリだと思っていた。
しかし、小原がアカイの実家に電話を掛けたことで事態は一変した。
アカイは実家に母親と二人で暮らしているというのだが、母親の話では昨日秋葉原に買い物に行くといって出て行ったきり戻ってきていないというのだ。
携帯にも連絡が取れず、アカイは行方不明になっていた。
アカイの母親は警察に捜索願を出しに行ったが、警察は21の男が2,3日帰らなかったぐらいでまだ事件の可能性は低いと頭ごなしに決め付けまるで相手にしてくれなかったという。
そればかりか、必死に頼み込むアカイの母親を邪険にし、面倒くさそうに捜索願の書類に書き込み、「何か分かったら連絡します」と言って追い返したのだった。
小原から話を聞いて俺はアカイの心配をしていたが、今回のアカイの失踪の原因が自分にあるとは夢にも思っていなかった。
昨夜、アカイは一人で秋葉原にいた。
アカイがアキバに来たのはその日に限ったことではなく、毎週週末には遊びに来ていた。
いつものように電気街をぶらついて、メイド喫茶でお茶をして、アニメショップにより、フィギュアとDVDを買った。
そんなアカイの前に一人の男が現れた。
その男は一見アキバに相応しくない容姿をしていた。
身長180はある長身で、肩まで伸びた茶髪の髪は女のように綺麗でなめらかな艶を出していた。
シローと名乗るその男は突然アカイに声を掛けてきた。
初めはシローの容姿があまりにもアキバにいないタイプなので戸惑ったアカイだったが、話しているうちにすっかりシローと意気投合していた。
シローはアニメ全盛期時代のビデオを捜しているらしく、その外見からは想像できないほど根っからのアキバ系だった。
シローはアカイに色々質問し、一緒にアニメショップを何軒も回った。
アカイは思いがけずに出会った仲間に親近感を持ち、心の底から楽しんでいた。
すっかり夜も更け、シローは今日アキバを案内してくれたお礼に家まで送ると言って、アカイを自分の車に乗せた。
アカイはすっかりシローを信用し、何の疑いも持たず車に乗り込んだ。
車内にはお香のような独特な香りが漂っていた。
シローは運転席に座り、車を発信させた。
シローはアカイが聴いたことのない不思議な感覚の洋楽をかけた。
助手席でその音楽を聴いていたアカイは次第に睡魔に襲われてきた。
運転するシローには悪いと思いつつも、いつのまにか重い目蓋を閉じて眠ってしまった。
そんなアカイを見て、運転席のシローは不敵な笑みを見せ、車を走らせた。
次に気が付いた時、アカイは歯科医の診察室のイスの上に座っていた。
真っ白なその空間はどこからどう見ても普通の歯科医の診察室だった。
初めアカイは自分が寝ぼけているんじゃないかと思ったがそうではなかった。
アカイは実際に歯科医の診察室のイスの上に縛られていたのだった。
アカイは体を動かし、なんとか脱出できないか試みてみた。
しかし、両手、両足を皮の拘束具でしっかりと留められていてどうすることもできなかった。
その時、診察室に一人の歯医者が入ってきた。
よく見るとその男は白衣に身を包んだシローだった。
「おい、これは何のマネだよ。早く解いてくれよ」
シローはアカイの質問には答えず、ポケットから一枚のチラシを取り出すと、アカイの目の前に突き出した。
「〝デザイア〟はどこにいる?」
「……でざいあ?何だよそれ……これは、前に『ワールド』にあったチラシじゃないか。俺が知るわけないだろ」
アカイの言葉を聞いてシローは突然、目の前のライトを点けた。
アカイは眩しくて目を細めた。
ライトの光によってアカイの視界は真っ白になりさえぎられた。
次の瞬間、アカイは口の中に何かを詰め込まれた。
消毒液と金属の棒のような感触が口の中を支配し、アカイの口は開いたままの状態になっていた。
そして、次の瞬間アカイは口の中に激しい痛みを感じた。
シローはアカイの奥歯を一本抜いたのだった。
「隠しても痛い目を見るだけだぞ。〝デザイア〟はどこにいる?」
「じどぅわげねえだぁど(知るわけねえだろ)」
シローは顔色一つ変えずにアカイの前歯を抜いた。
おびただしい黒ずんだ血が歯茎から噴出し、アカイの胸元に流れ落ちた。
あまりの痛みでアカイは意識を失った。
シローは慣れた手つきで、小さなビンの中に入った硫黄液に使っているガーゼをピンセットで一つまみしてアカイの鼻に近づけた。
その異臭でアカイは意識を取り戻した。
シローは抜いたばかりの傷口に薬品を塗りつけた。
再び激しい痛みがアカイを襲う。
激しい叫び声を上げるアカイに、シローは三本目の歯を抜いた。
アカイの反応を見て、シローにはアカイが〝デザイア〟の存在を知らないと核心していた。
しかし、シローはアカイの歯を抜き続けた。
もはやアカイが〝デザイア〟を知ろうが知るまいがどちらでもよかった。
他人の歯を抜く瞬間、シローは快楽を味わうのだった。
現にシローはアカイの歯を抜きながら勃起していた。
一本一本歯を抜くごとに全身に快感が走った。
苦痛で悶える患者の表情がたまらなく好きだった。
もし、アカイが女だったらシローは歯を抜きながらアカイを犯していただろう。
シローは自分の手でペニスを握り締め、激しくしごいた。
しごきながらアカイの歯を抜いた。
アカイの歯を全て抜き終える頃、シローは絶頂し、抜いたばかりの歯の上にザーメンを振り掛けた。
そして、アカイはあまりの痛みによってショック死していた。
アカイの死体を前にシローは抜いたばかりの歯を大切に拾い集め、ビンの中に収集した。
それを宝物のように大切に鞄の中に詰めると、面倒くさそうにアカイの死体の処理を始めた。
【続く】
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